渡る世間でヘマばかり

ただただ、吹き溜まってNIer方面に燻っている中年の痴呆ブログ

YouTube - アマゾンの巨大倉庫



システムとしては非常に練り上げられたものなんだろうなという側面では感心。とわいえ、どーしてもひっかかる。べつにアマゾンに限った話じゃなけど、在庫や物流って都合からするとネットショッピングって効率がいいのは良いのですが、我々消費者は、購入するまで「現物を手に取る」という行為が省略されているワケです。これって何か、ちょっと・・・な気持ちになりませんか?


「いやいや、従来の本屋は本屋である訳だから見に行きたきゃそれは可能でしょう」


って、それもそうなのですが、それって

既存形態の店舗 → 閲覧するところ
アマゾン → 購入するところ



って、用途の分担が明確になってきてしまうような気がします。そうなると、店舗型の人らってどうやって商売を成り立たすんでしょう・・・。


あと、前々から懸念している事として、従来の「来店してウロウロして選んで買う」行為、うーん、なんというか「未知のモノに出会える権利」がネットショッピングによって脅かされる気がしているのです。


いや、これってある程度、品に精通している人だったり、成人にはそれを補う方法なり手段なり経験なりがあるのでそれはそれでもよい、と思うのですが、問題は、これから育つちびっこに対してです。


感触も体感も匂いも判らない代物をいきなり「買うか?」と迫るようなものだと思えてしまうのは邪推し過ぎでしょうか・・・。飛躍すると、スーパーで加工された食材について、昨今の小学生は原型を知らないって話の延長みたいな話で、ルーツを知らないまま選択された品物だけを見たり感じたりしてコドモたちは育つことになるってなんだか、すごく不幸なことなように私勝手に思うワケです。