渡る世間でヘマばかり

ただただ、吹き溜まってNIer方面に燻っている中年の痴呆ブログ

板倉雄一郎事務所: ITAKURASTYLE「ワーキングプア」



強者の理論ですな。というか、個人の論理ですな。
みんな薔薇になりたい、カスミソウなんてなりたくない。って思うような人ばっかりだと、客観的にそれをみたら、歪な・・・(W
言っていることは正論かと、でも我々が胡坐をかいてのっかっている社会がそんな価値や意義を吟味した人らばっかりになったときに、現状のコストで回るとは思えない・・・・。なぜなら、理不尽にも関わらず、奴隷的仕事を担ってくれる人らに我々は甘えてぶら下がっているワケで、
あえて、悪い言い方をするならば、「現状の社会を維持したければ、彼らに気付かれては困る」と皆さんの本音を突き詰めるとそうなる気がするのですが。それを込みで仰っているとすれば、奴隷仕事を一度解体し、価値創造できる効率的なビジネスに転換するんだ、ってことが言いたいのかなとも思ってみたり。でも、でも、過重労働にも関わらずそれを「守らなければ」という意思で勤務されている人の心意気はコストだとか価値意識なんて浅はかな物差しだけで測るのは愚かなことではないでしょうか。客観的考察としては有意義かもしれませんが・・・。びみょーにミスマッチに感じられるのは、「ワーキングプア」な人に欠乏しているのは、お金であることもありますが、「得るべき社会的評価」ではないでしょうか。


あ、別の言い方を思いついた。
日本人は(と括るのが適切かはさておき)自分でアピールするのが苦手だしそれを受け入れる仕組みも貧弱なのは、一般的かと。そこにカレは、「自分のことは自分で評価しろ、自分で選択しろ」と言っているのですが、そんな不向きなことをさせた挙句、個々人が好き勝手やるようなことで社会は成り立つのですかね。好きなように働いて税金だけ納めればいいんですか?なにか重要なことが抜けている気だけはします。それが、なにかはいま、思いつきませんが。


結論:
オレも噛み付くのはさておき、打開策がなければ無意味・・・。ひとつだけ、労働ってただ単にお金を得るダケじゃないですよね。