渡る世間でヘマばかり

ただただ、吹き溜まってNIer方面に燻っている中年の痴呆ブログ

靖国神社に行ってみた

え?なんでって暇だから・・・それだけの理由じゃダメですか?(汗 とまぁ何も考えず、午後の晴天にジリジリ焦がされ鳥居を3つ通過ぁ〜(ぉぃぉぃ 拝殿?前の賽銭箱を目の前に、一考。おーここにDr.マシリトがすたこら現れて小銭をぽいっとな*1、ほーふーん。二礼二拍手一礼だっけ。
警備の方の手際に感心。バカ観光客が賽銭箱前の階段に座りそうな刹那、俊足無音で急接近、ひそりと嗜め、また脇に消えていく様には感動すら覚えるのでした。まぁ、別に靖国擁護派ではありませんが、単なる観光地とは違うってのぐらいは意識できないのでしょうか。>観光客
はて、20円ほど放り込んで祭儀所脇に絵馬がぶら下がっていたのでてきとーにちらちらちら見したのですが、内容に唖然・・・。

彼女ができますように!
楽ができますように!

誇張無し。そのほかにも「ドコドコ大学合格うんぬん」とか「だれだれさんの病気が治りますように」とか、お前ら自分の事ばっか祈ってねーでもう少し視野の広いところで祈ることがここに記す意味ってものじゃねーの?そもそもこの場での趣旨ってのは(略 憂国・・・・。
はて、気を取り直しててくてく人の流れについてゆくと銅像などが。*2 馬、犬、え?は、鳩?なるほどね。が、案内冊子の紹介文を見てまた唖然。

・・・兵隊さんの友達だった軍犬・・・

おいおい、そりゃねーよ。詳しくは知らんけどいろいろ酷使したでしょーに、お友達呼ばわりかよ。(あれ?爆弾抱かせて戦車や敵塹壕に走りこませたりしてたのは他国?)
驚きを隠せないまま、歩みを進めると母の像。乳でけーんだよ、食料難は関係なかったのか?なんか心が疲れます。いやいや、勘違いな妄想事実を求める俺が間違っているのでしょう・・・。
その後、「遊就館」なる資料館風の建物へ。零戦(うーん、こんな機体で空飛ぶのか・・・)や榴弾砲(砲身がえぐれていたりして被弾の威力に背筋がすぅーとなる)などがあって興味。スバルキチガイとしては、隼を見たかった。売店でアホ観光客向けに模造刀や日の丸の鉢巻なんかを売る姿勢にどうも・・・。それらに重みを求める俺が間違っているのだと言い聞かせるのに苦労する。なかでも、観光女子が

えーなんで、のらくろ*3グッズがあるのぉ?

には血のしょんべんが漏れそうだった。まぁ、売る方も売る方だが・・・・。
一人勝手に気が動転しながら、有料エリアに突入。建国から大戦後に至る年表ベースでの戦史解説や資料物の展示を見て回る。勘違いして大東亜戦争を中心に見たがっていた気持ちがはやっていたため、それに至るまでの道中がとにかく長く感じた。刀や鎧見てもねぇ。(刀という道具いう意味ではかなり好きだが) 日清・日露辺りから時系列が細かくなってきます。歴史をアホみたいに理解していない俺には再度学習する必要があるとは思っているものの前述の通り、脳みそが痺れているので縦読みにて通過。
唯一、大東亜戦争前後での東南アジア資源マップは感心。常識なのかどうなのか知らんですが、要するに資源争奪が要点だったという話。
あと、玉音放送*4の全文を読むことには意味があったと思う。横道ですがTVの弊害と言ってもいいでしょう、あの「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び・・・」って部分だけを切り出して取り扱うようになったのはなんか意図があるのでしょうか?
なんか慰霊うんぬんってことでたくさん顔写真が張ってあるコーナに突入、が違和感がぽつり。位のある方々で構成されているように見えました。勘違いですか?
あれ、大東亜戦争あたりが一番ボリュームがありそうと踏んでいたためかややパンチ足らず。 と思ったら最終ターンに、現物資料が纏まって展示されてました。やはりクギ付けになるのは、鎮座する「回天」*5でしょうか。絶句します。あの小さな潜望鏡からのみ標的を睨み、突進する。機内は人間無視な機械音で充満していたのでしょうか。気が狂いますな。特攻兵器*6ということで「桜花」*7ジオラマなんかもありました。どんな気持ちだったのでしょうなんて言えませんな。
最後の資料スペースを抜けると記帳コーナがあって、B5サイズのノートに自由形式で来訪者各々の気持ちが綴られていたのでチラ見。現役自衛官を名乗る方の「自分の成すべきことを再認識した」といった内容や「祖父の写真を初めて見ました」、「二度とこのようなことが起きないことを・・・」などなど、と思いきや絵馬の時を上回る内容が少なからずあって落胆・・・。

すごいと思った。
えらい

ゲーセンのコミュニケーションノートと変わらん、これじゃ。無知や羞恥で遠慮する自分が時代遅れなのですよね、たぶん。
一回りを終え、精神的に疲れた。大丈夫なのか?いろいろとよ。
最後に、どーもね、史実をそのままというより、なーんかこう違和感で終始しました。何も知らずに触れるからだというのまでは分かっています。勉強します。

靖国神社 - Wikipedia
靖國神社 公式サイト


余談ですが、売店脇にある風変わりな自動販売機に注目。なんでも、創刊から最近までの読売新聞の一面を年月日指定で、1部500円で出力してくれるとか。面白がって、オレと神猫の誕生日を出してみた。まぁ、べつに事件は起きていなかった・・・。意外な気付きは、誕生日って日付までは分かっていたものの曜日は知らないもの、これが分かったのが面白くもあったり。そんなもんかとひっくり返してみると実は両面印刷で番組表が印刷してあって、これがかなり興味深かった。藁っていいともがない!(w 11PMがぁ!帰りの電車でずぅっと堪能してしまった(w というより、もう少し意味のある日の一面を見るべきだったか・・・。
この機械、面白いのでまた、来よう。いやそもそも、この自動販売機、どっかほかにないのかな。気になるのはシステムなのですが、機械からは電源コードだけが延びているようで仕掛けは完全に箱の中。まぁ、そうかデータつっても、「百年ぐらい?」 x 「365日」 x 「2(一面と番組表の2つ)」ってな概算で73000ファイルで一ファイルもMB程度でもHDD一個で収まりますか。へーほーふーん。って、この機械の話を墓さんに聞いたらそこらへんに転がっているとの指摘を受け赤面、かつ、ビンゴ情報まで貰ってしまったのでおとなしく学習。
記念日新聞プリントボックス
なにー、読売・朝日・毎日・スポニチの4紙分も製品化されているのか!?(汗